「ドラえもん海底鬼岩城」が怖いと言われる理由3つを解説

『ドラえもんのび太の海底鬼岩城』はなぜ怖いと言われるのか？ロボット兵の不気味さ、海底の閉塞感、シリアスな展開の3つの理由を大人目線で解説。

『のび太の海底鬼岩城』が怖いと言われる3つの理由

感情を持たない巨大ロボット兵「ポセイドン」。
ただ黙って迫ってくる姿は怪物以上に恐ろしく、子ども心に強いトラウマを残した。

暗く孤立した海底は、未知への恐怖を引き出すシチュエーション。

閉ざされた空間で繰り広げられる緊張感が、物語全体を重苦しくしている。

仲間が窮地に陥り、ドラえもんすら無力になる場面が続く。

普段の「なんとかなる」安心感が薄く、観る者を絶望に引き込む。

また、ずっと冒険を共にしていたドラえもんの道具である水中バギーが自らの命を投げ打って敵に立ち向かう展開に怖さを感じた人も多いという。

『ドラえもんのび太の海底鬼岩城』は、無表情なロボット兵や海底の閉塞感から「怖い映画」として語られがち。

けれど実際には、しずかやジャイアンのコミカルなやりとりやテンポの良い展開もあり、緊張感の中で笑える瞬間もしっかり用意されている。

子ども時代には恐怖の記憶が強く残り、大人になってからは物語の深みやユーモアを再発見できる――そんな二度楽しめる名作と言えるでしょう。