ドラえもん第一巻の『ペコペコバッタ』。ドラえもんの道具によって町中が反省する人だらけになってしまう。この人々の姿につい自分を重ねてしまった話。※結末の記載なし
謝れと言われると謝らない
サッカーボールが当たって「謝れ」と怒るのび太だが、次々に責任転嫁していく友達たち。結局は避けなかったのび太のせいだと言われてしまう。

家に帰ってドラえもんにその出来事を話すと、ドラえもん大激怒。

自分のことのように怒ってくれる人がいることがとても羨ましい。
ペコペコバッタで謝る人たち

スネ夫
ドラえもんが出してくれたペコペコバッタを持ってスネ夫の家に訪れる。道具がないと一向に誤る気配のないスネ夫だが、ペコペコバッタを鼻の穴に入れるともう反省し出す。
しまいには殴ってくれと頼むほどの効力。のび太のパンチでは物足りないようだったが、満足したのび太はジャイアンの元へ訪れる。
ジャイアン
ジャイアンも同様にペコペコバッタのおかげで泣いて詫びる。スネ夫同様殴ることで罪を償おうとするが、ジャイアンは持っていたハンマーで殴ることを要求した。

のび太には重すぎて、振り下ろした時にドラえもんをつぶしてしまう。その際にペコペコバッタが大量放出し町中に放たれてしまった。
そして町中へ
町中が謝罪の声で溢れ、時には罪の意識からか自ら命を断とうとする人も。
謝るを考える
私のペコペコ時代
私もペコペコバッタを鼻に入れていたのだろうかと思うほどに、何かにつけて反省していたことがある。
・道を歩いているとき、避けさせてしまってすみません。
・ご飯やさんで私のためにご飯を持ってきてもらってすみません。
仕事で他人がミスをした時ですら全部自分に至らなかったところがあるのではないか。反省点を見つけては申し訳なる日々。毎回「すいません」で始まる会話。
外にいるだけで誰かに影響させてしまっていると思うと申し訳なくて、休日も外に出るのが嫌になる程だった。(自意識過剰なのかもしれないが…)

なんで謝るの?でハッとした
タイに行った時、知り合い宅でサンダルを無くしたと思い尋ねたところ、「あ。借りてるよ〜」とのこと。「声掛けたんだけどね〜」と言われ、それは聞いてなかった私が悪かったと思いつい「すいません」と言うと「なんで謝るの!?悪いのはわたしだよ!!」と逆に怒られて(?)しまった。
カルチャーショックを受けた。
そういえば「すみません」と謝るたびにいつもどこかで申し訳ない気持ちがありつつ、でも後で考えると何に謝っていたのだろうと思うこともある。
自分で反省してもいないのに、言葉に出すのは自分にとっても相手にとっても良くないことのような気がしてきて、ある日意識的に謝るのをやめました。
すいませんを減らしてみる
「すいません」と口に出さないだけで心の負担が減った。
他人の知らない間に自分ばかりを傷つけて壊れそうになるくらいなら、たまには人のせいにしてもいい。
日々自動的に謝ってしまうよりも、本当に悪かったなと思った時のために「すいません」をとっておく気持ちで過ごすと自分の気持ちを大切にできている気がしている。
まとめ
社会人だと特に自分が悪くなくても謝らないといけないことも多い。そんな時も、心の中でだけは自分の価値を否定しないようにしておきたい。どうかペコペコバッタがあなたの鼻から飛び立ちますように。
話が脱線してしまったところもあるのですが、ドラえもんの「ペコペコバッタ」では本当に謝るべき人もいました。笑
詳しい話は本編でご確認ください。
コメント