ドラえもん第一巻の『古道具きょう走』。冒頭のスネ夫の発言に思いがけず共感するところがあった。※結末の記載なし
スネ夫のひと言

とある日、いつものように自宅のコレクションを自慢するスネ夫。

「便利なものに囲まれているから、古くさいものがすごく懐かしく感じる。」
銃、よろい、ランプなど…歴史深そうな品々を見て小学生のスネ夫が懐かしいと感じるのはなぜなのか。
なんにせよ、のび太からすると嫌味にしか聞こえないのだろう。ここからどちらがいかに古道具を持っているかを競う、「古道具きょう走」が始まってしまったのだから。
しかし、最新のものにばかり取り憑かれないスネ夫に私は好感をもった。
不便もたのしい
肝心の「古道具きょう走」の結末はぜひ本編でご確認ください。
便利なものに囲まれている時こそもっと便利なものを求めがち。
そんな時こそ、多少不便でも趣を感じるものを身の回りにおいておくほうが人としての生活を大切にしている気がする。

それこそが都会から田舎に帰ってきた私の求めるものだと思い出した。
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