「㊙︎スパイ大作戦」を読んで秘密について考える | ドラえもん感想#4

ドラえもんに学ぶ

ドラえもん第一巻「㊙︎スパイ大作戦」。ある出来事でのび太が「カビン」のスネ夫に弱みを握られてしまう。そして、秘密を明かされないようにスネ夫の言いなりになってしまうのび太だが、心身共に負担が大きそうだ。この話を読んで、私は秘密と心のつながりについて考えてみた。※結末の記載なし

スネ夫に握られた弱み

ある日学校で先生の花瓶を割ってしまったのび太を見ていたスネ夫。黙っている代わりに手伝い(ほとんどのび太に任せっきり)をするよう約束する。

教室の掃除や家の買い物、さらにはドブに落ちたボールを探すことまで!のび太に要求するというスネ夫っぷり(?)を発揮している。

合言葉は「カビン」。文句をいうのび太もこれを聞けばすぐに従ってしまう。

のび太よ、そうなる前に

私は、のび太に花瓶を割った時点で素直に先生に謝りに行くことを勧めたい。はいりこみライトが手元にあったなら!ドラえもん第一巻の43ページに入り一緒に謝りに行ってあげよう。

…なかったので、このまま感想を続ける。

問題を隠していると自分を苦しめる

秘密を言えずにいる時ののび太

スネ夫から合言葉の「カビン」を唱えられるたび、過敏に反応してしまっているように見受けられるのび太。

カビンに過敏

その気持ちは私にもわかる気がする。そういった、秘密を隠している時は「バレたらどうしよう」ということで頭がいっぱいになって勝手にシュミレーションをしてしまうこともある。実際に起こっていないのに、相手の表情や言動まで悪い方へどんどん想像を走らせてしまうのだ。

また、こういう時は自分を好きになることすらできなくなってしまう。

秘密から解放されたのび太

話に戻ると、さんざんスネ夫からこき使われ、家に帰ってドラえもんに泣きつくのび太。ここで初めて秘密を打ち明けることができ、ドラえもんの道具「復元光線」によって花瓶が元に戻ったので弱み自体がなくなり安心する。

ドラえもんもあんぐり。

呪縛から解放された途端に自分らしさを取り戻している笑。
何はともあれ、秘密を打ち明けられる人(ロボ)がいることはいいことだ。

まとめ

最後に、問題が複雑になっていった後に、意外とシンプルに解決することもある。
自分に後ろめたさがある時こそ人に打ち明ける、人に相談することで頭で考えているより情報が整理されるし別の人が解決の糸口を持っていることもあるかも。

そして、自分が悪いことをした時には素直に謝れるようにしたい。

今回は、「㊙︎スパイ大作戦」の中盤くらいまでで感じたことを書き留めた。その後の展開はスカッとするのでぜひ結末まで読んでみてほしい。

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