『ハッピー☆ラッキー・バースデー!』は、ドラえもんの誕生日スペシャルで流れる特別な一曲。誕生日を迎える人に向けて歌われているのに、聴いている自分まで祝福されているような気持ちになる――そんな優しい歌をドラえもんの誕生日である今日9月3日に綴っていきたい。
誕生日は“存在へのありがとう”を伝える日
ドラえもんへののび太たちの愛がひしひしと伝わるこの曲。
私が特に心に残ったのは、
この世界にキミが生まれた日は、ボクにとって大切な夢が生まれた記念日
という一節。
誕生日を「年齢を重ねる日」ではなく、「存在してくれてありがとうと伝える日」としてとらえていることに、じんわりとした温かさを感じる。
誰かが生まれてきてくれたからこそ、出会えた。誰かがそこにいてくれるからこそ、今の自分がある。その当たり前の事実を、改めて思い出させてくれる。

祝う人も祝われる人も、幸せになれる曲
実を言うと、私自身は誕生日は少し苦手だった。
年に一度この日が来ると何もしてなくても祝われる。なにも成し遂げていなくても祝われることは自身にとってはあまり意味を感じていなかったのだ。
でもこの曲を聴いていると、誕生日というのは「自分が祝われる日」だけでなく、「周りの人にとっても大切な日」なのだと気づかされる。

家族や友人など、自分が生まれたことで喜んでくれる人がいる。
そう思うと、誕生日を迎えることが少し違った意味を持つように感じられるようになった。
『ハッピー☆ラッキー・バースデー!』が教えてくれる温かさ
さらに誕生日の温かさを教えてくれるのは、サビで繰り返される
「Happy Birthday to You! Lucky Birthday to me!!」
お祝いされる人の喜びだけではなく、祝う側にとっても幸せな日であることを教えてくれる。
誰かの誕生日を一緒にお祝いするときのあの独特の高揚感、笑顔が自然にあふれる空気感が、このシンプルな言葉にぎゅっと詰まっている。
この曲の温かさは、言葉選びのやさしさにもある。難しい表現はなく、子どもも大人も同じように口ずさめるシンプルなフレーズばかり。

それでいて、聴いた人の心にはしっかり届く。キャラクターたちの声で歌われるからこそ、そのメッセージはさらに親しみ深く響き、まるで隣で友達が歌ってくれているかのような距離感を感じさせてくれる。
実際に私は友達からもらった誕生日の動画で使用されている曲が『ハッピー☆ラッキー・バースデー!』だったことで温かい気持ちいっぱいになり涙が出るほどだった。
さいごに
『ハッピー☆ラッキー・バースデー!』を聴いていると、「誰かの誕生日は、その人だけのものじゃなく、みんなで幸せを分かち合う日なんだ」と改めて思える。
大切な人の誕生日を祝うことが、自分自身の喜びにもなる。
――そんなシンプルで温かい真実を、確かに伝えてくれるこの曲。
バースデーソングの定番曲としてドラえもんファン以外の人々にも広まって欲しい。
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